2009年1月10日土曜日

破扇散図鐔

肥後の誇る名工 林又七作の『破扇散図鐔』
細川家伝来、永青文庫所蔵の重要文化財




西洋ならば鉄をピカピカに磨き上げ、金で豪華に飾りつけるところだろうが、
この日本の鍔は錆色や鍛えに美を求め、破れた扇子をモチーフにしているところが深い。
白人ならば綺麗な扇子の絵をデザインする。
間違っても破れ扇子は書かないだろうw
滅びていくものに美を見出す心が古くから日本人にはあるのだと思う。

以前、ヨーロッパに行ったときに各地で教会や聖堂を見て、
その大きさと立派さに圧倒された。
日本の神社や寺とは大違いで正直、負けたと思った。


この前TVで伊勢神宮が紹介されていたが、伊勢神宮の本殿は20年に1回
全く同じ形で立て直される。
これは、神様の建物を新しくするという意味と、
建て替えることで、永遠に建築技術や伝統工芸を後世に伝えるという意味があるらしい。


ヨーロッパの教会などは永遠に壊れないような建物を造り、
日本では建て替えの技術を伝えることで永遠をつないでいく。

我々、居合道でも日本刀は必ず現代の刀工に作ってもらえと、師匠に教わる。これも次世代に伝統を残すためで、武器としての意味を成さなくなった現代、我々以外は日本刀を必要としていないからだ。


またチョット日本の文化が好きになった気がした。

3 件のコメント:

sac さんのコメント...

日本建築にはもともと”結ぶ”という意味合いがあったそうです。
昔は釘を使わなかったのでそういう言い方をしてたのでしょう。
結んだものは”ほどく”事ができます。
疲れの来た壁もほどいて土に還らせてたそうです。

現代住宅は”ほどく”事とは程遠い”破壊”に近い使い捨てになってるように思えますがやはり守るべきものをしっかり守ってる人達はいるのですね。

SAC

sac さんのコメント...

日本建築にはもともと”結ぶ”という意味合いがあったそうです。
昔は釘を使わなかったのでそういう言い方をしてたのでしょう。
結んだものは”ほどく”事ができます。
疲れの来た壁もほどいて土に還らせてたそうです。

現代住宅は”ほどく”事とは程遠い”破壊”に近い使い捨てになってるように思えますがやはり守るべきものをしっかり守ってる人達はいるのですね。

匿名 さんのコメント...

若い頃は気付かなかったけど、最近になって日本の文化には勉強させられることが多いですね。