2010年6月12日土曜日

RALEIGH CHOPPER

ラレーとはイングランド、ノッティンガムのブランドで
100年以上の歴史をもち、ツール・ド・フランスにも
機材供給していた由緒ある自転車メーカーです。

そのラレーが70年ごろにイギリスで作ったのが
この『RALEIGH CHOPPER』です。

当時、日本にも少し輸入されていました。
当時の資料を見る限り
いくつものバージョンが生産されたらしく、世界中で愛されたようです。





そんなラレーチョッパーを、偶然粗大ごみ置き場から発見したのは
20年ほど前の高校生の時。

それはそれは無残な姿で、フロントフォークは朽ち果て、
部品もまばらで、「こんなの持って帰ってどうするの?」
と周りのスケーターの友達に変な目で見られたのを思い出します。

でも本人はそのとき、人知れぬ喜びを胸一杯に感じていたのです。


それから、ちびちびと錆を落とし、部品を加え、20年以上をかけて
少しずつレストアし、ようやく乗れるような形になりました。


当初はオリジナルに近づけようと思っていましたが、なにせ欠品が多く、
しかも度重なる引越しで、この自転車のキモ、いやこの時代の
自転車の特徴ともいえる、トップチューブの変速装置を紛失してしまう
という失敗を犯してしまった為、やむなく変速はあきらめることとなり、
のこりはありあわせのパーツで組み上げる事にしたのです。



さすがRALEIGH。一般車でも手抜きの無い渋めのバッジエンブレム

錆で埋もれていましたが、ギンリンのカッチャンの協力でクロームに。
実はギンリンにも2年くらい預けっぱなしでした。スイマセン。

運よくシートはひび割れもなく無傷です。
40年経っているとは思えないコンディション。
20年間室内保管の甲斐があります。

塗装は自転車塗装の最高峰といわれるパウダーコーティング!

パウダーコートといえばココ!↓↓全国的にも有名で、
昔からの先輩JET CUSTOM COATINGにてお世話になりました。
完璧な仕上がりです。有田さんありがとうございます。



 


一応、まだ完成したわけではありません。どうするか検討中です。
今後は子供乗せれるようにしてみようかと考えていますが、
考えているうちに大人になりそうです。。

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