目付け(めつけ)とは武道用語で、相対したときの目の付け所のことです
一点を見つめるようにして全体を視野に入れることでもあります。
相手にこちらの動きを悟られないようにするためとも言われます。
居合道においては実際に目の前に敵はおらず、仮想の敵と対峙している
ため、なかなか意識しなければ目付けは疎かになってしまいます。
つまり目付けが出来ていないということは、敵を想定できていないという事です。
全く関係ないようですが、私は小学生の頃からロードレーサーに乗り、自転車で
クルマの間を走りまくっていました。
最近は急に止まることができないピストという競輪用の自転車にも乗っていますが、
その分危険なため、周りには常に目を配るようにしています。
先の先を見て、状況判断を瞬時に行わなければ事故につながる恐れがあるからです。
そこでまず気を使うことは目付けです。
一点を見つめるようにしながら同時に周りにも目を配ります。
逆に、交差点でクルマと対峙した時には、私は必ずクルマではなくクルマを運転している
運転手の目をジッと見つめます。
するといくら遠くても必ず相手は自分に気付き、反応してくれるのです。
目は口ほどにものを言うといいますが、むしろ目で制するという感じです。
目についてもいろいろな言葉がありますが・・
眼力(がんりき) ガンリョク
1.眼の力。 2.物事の真偽・善悪を見分ける力。「鋭い―」 《広辞苑・第五版》
物事の真贋を判定するのに優れた人を「目利き」ともいいますとにかく目力(めぢから)を養いたいと思ったのでした。