2013年3月30日土曜日

フランス その2 ベルサイユ編

この日は朝からアレックスとベルサイユに住んでいる
イライザの古くからの親戚、イサベルおばさんの家に。

実は私も先生も以前フランスへは旅行で来たことがあるのですが、
そのときはツアーだった為、あまりフランスの人と直に触れ合う機会が
なく、今回の旅行では一度フランスのご家庭にお邪魔させていただきたいと、
イライザにお願いしたところ、イサベルさんが快くご招待くださいました。

アレックスの車でベルサイユへ






















































アレックスの愛車は日本ではあまり見かけない
シトロエンの「ピカソ」
天井部分に大きく窓がとられていて、パリの町並みを
観光するにはもってこいの最高の車でした!


















フランスの車は全体的に汚い車が多かったのですが
アレックスのは凄く綺麗にしてありました。
これも性格の表れだと思います。

ちなみに、ご存知フランスの駐車事情。















↑↑これどうやって出すんだよww

日本で駐車してて、戻ってきた時コレだったら絶望しますよね
フランス人は前後にぶつけながら笑って脱出するみたいですww































この車はメーター部の上に制限速度が自動表示されるように
なっていました。ここでは65km 違う道では50kmと表示が
自動で変わるようです。イイですね。

あと、こちらの車はほとんどがMT車。

そうこうしているうちにベルサイユに











































一度イサベルさんのお家にお邪魔して、それからバスで
近所のベルサイユ宮殿へ
































右がイサベルさん。とても品の良いご婦人でした。

















 ベルサイユ宮殿はバスで3分くらいのご近所にあります





















到着後、アレックスがおもむろにバックから何かを取り出し
私達に渡してくれました。






















見てみると名前入りの事前予約の入場チケットでした。
このチケットがあれば入場時に長時間並んで入場券を
窓口で購入する必要が無く、宮殿に直接入れます。

しかもラミネートまでする気配り。さすがアレックス!最高です

長蛇の列を横目に宮殿内へ



























































































長年の観光客の足で
階段が削れています。
































































きれいですね。スケールが違います。

そして
ふたたびイサベルさんのお宅へ





































こちらがイサベルさんのご主人。ベルナールさん
どことなく品がよく、威厳があり、絵に描いたような紳士です。


若い頃の写真を見せてくださいとお願いすると、
「無い。」とおっしゃるのでビックリしているとイサベルさんが
奥から探して引っ張り出してきてくださいました。

どうやら「私は過去は振り返らない」とのことらしい。
写真はイサベルさんが管理してくれていたようです。
かっこよすぎる。。


















若い頃のベルナールさん。
フランス海軍の潜水艦の艦長だったそうです!
息子さんも現在、海軍の潜水艦の高官らしい。

















なんと、写真の左はミッテラン大統領!

















壁に富士山らしき山の絵を見かけたので
聞いてみたところ、幕末に先祖が日本に来たらしく、
初めて富士山に登った外国人の一人とのことでした!






















さらには、何気なくこの置物を質問してみると
こちらも先祖とのことで、ナポレオンに仕えていた
いわゆる戦国武将みたいな方だそうです。
いまでもパリに彼の名前の通りがあるとのこと。

やはり、ただ者ではない!


















ご近所にお住まいのフランス人二世サトウさんも一緒に
楽しくお食事。
















































普通の旅行では絶対に味わえないフランスの家庭料理を
日本から来た初対面の私達にたくさん振舞ってくれました。

















もちろんおいしいチーズとワインも一緒です。

お世辞ではなく、最高においしかったです!


しかも、
















食べてしまった後に聞いたのですが、この器も
セルヴィス・ルソー」というオルセー美術館にも飾られる
博物館クラスのお皿でした!

なんというおもてなしの高さ!





































食後のコーヒータイムも至福のひととき!



















































軽い気持ちでお願いしたフランスの家庭の味が、
こんなに高貴な歓迎をしてくれるとは思いませんでした。

最高のおもてなし、ありがとうございました。


2013年3月28日木曜日

誠心館フランス分館 出発編

一週間ほどパリに行ってきました。

我が誠心館にはパリに分館があります。

アメリカ人で、今はフランスで国際弁護士として活躍している
錬士6段のイライザさんが先生として、フランス人の
お弟子さんを日々指導しています。

今回はそのフランス分館へ出向き、弟子への指導と
演武会の開催のため、先生と二人で渡仏することになりました。


演武会の記事





















この演武会は、在フランス日本大使館や
財団法人自治体国際化協会(CLAIR)、JETAA
の協力の下、開催されることになりました

我々は3月24日に
パリ国際大学都市日本館にて演武を行うことになっています。


















さて、出発ですが、

今回はツアーではなく、個人旅行なので手配から乗り換えまで
すべて自分でしなくてはなりません。
























まず福岡から成田で乗り換え
















JALでシャルルドゴール空港へ

































































約12時間の長旅ですが運良く良い席がとれたので
足元ものびのびでした。

ようやくシャルルドゴール空港に到着





































いきなり出口で迎えてくれたのはフランス分館館長
イライザ錬士

































弟子のアレクサンダーさんの車でパリ市内のホテルまで

この旅の道中、全てこのアレクサンダーが付き添いで
同行します。車から荷物、手配まで全てを完璧にこなしてくれました。





































































ホテルに着くなりタバコを吸う先生。


















初日の晩御飯は近所にあるレストランAuxDeuxCanards
という店に。
















ここは第二次大戦中はレジスタンスたちの隠れ家になった
というお店らしく、その名残でいつも店の入り口の扉には
鍵がかかっていて、呼ぶと中から開けてくれます。

































私は早速エスカルゴを注文!


















こちらのお店の人達はおしゃべりがとても好きで、いろいろと
料理の説明やサービス、ワインの紹介をしてくれます。
食事の途中や料理を持ってくるときも「さあ召し上がれ!」的な
言葉や「おいしいかい?」「楽しいひとときを!」みたいな
言葉をかけてくれる。

そして、フランス人は食事を楽しむという文化が日本人より
とても高く、食前酒から始まり、ゆっくりとおしゃべりと料理を
楽しむ。とてもすばらしい文化だと思いました。

つづく。